一級建築士試験について:1.一次試験(学科) 〜先生、なんで学校に行かなきゃいけないんですか〜

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さて、一級建築士試験シリーズ第一弾の記事です。これから3部構成くらいな感じで、建築士試験の学科について書いていってみようと思います。

■結論

まず冒頭で結論を述べてしまいますが、お金が工面できるなら基本的には資格学校を利用する方が良いと思います。つまり、独学はお勧めしない、ということです。それでもどうしても独学でやりたいという風変わりな人はこれから先の文章を読んでみてください。それ以外の方は二次試験の記事を読んで頂ければ嬉しいです。

 

■諸条件

比較のためにも、僕の受験条件などを書いておきます。

年齢:26歳(院卒 入社2年目)
勤務先:企業設計部
受験歴:初受験
学科得点:112点/125点

 

■なんで学校に行かなきゃいけないんだろう

僕が独学を選んだ理由は、単純に青臭い反抗心からでした。

「なんで授業料こんなに高いんだろう」
「なんで忙しいのに勉強のペースまで管理されなければいけないんだろう」
「そもそも国家資格なんだから資格学校を使わなければ取れないなんておかしいじゃないか」

これから勉強を始めようとしている人はこんなことを皆さん少なからず感じるんじゃないかと思います。
僕はそれに加えて、某所で受講した体験授業の印象の悪さも重なって完全に資格学校アレルギーでした。
(二次試験では思い切って学校に通ってみた結果、その印象はだいぶ変わったのですが、とにかく学科試験の段階では最悪でした。)

そんなわけで、基本的にはほぼ悩むことなく独学という道を選んだのですが、正直最初は雰囲気を知ろう程度の気持ちで、2、3年くらいかけてのんびりやろうと思っていました。というのも、僕は大学院のカリキュラムのおかげで実務経験1年で受験することができたため、大卒者の実務経験2年と比較すると1年アドバンテージがあるように感じていたからです。言ってしまえば、正直試験をなめてました。

 

■独学の不安

学科試験準備中、僕は以下の3点の不安に苛まれ続けていました。

①学校利用者はどれくらい勉強しているのか
②自分の勉強法は合っているのか
③情報戦で負けているのではないか

集約すれば、学校に行っていないことへの不安ということになると思います。
冒頭で述べた、学校に行った方がいいという結論は、これらの不安が恐らくかなり低減されるであろうという考えに起因しています。ある程度の不安は必要だと思いますが、度を超えた不安を抱えながら日々を過ごすのは精神的にあまりよろしくありません。

試験の準備自体は、独学の道を選んだ不安もあったため、かなり早めに始めました。初めて市販の問題集を開いたのは2015年の4月頃だったと思います。しかし、過去問の問題集は知識が体系化されていないので正直初習では全く頭に入ってきません。なので3ページくらい見てそれっきり放置してしまいました。

どうやって学習に取り組めばいいのか、その方法を確立するところに一番労力を割いたと思います。
しかし、このやり方で合っているのか…という不安は本試験まで拭えませんでした。誰もアドバイスしてくれませんし、誰もお尻を叩いてくれません。

僕の勉強法が万人に対してあっているかはわかりませんが、次の記事ではその辺りのことを具体的に買いていこうと思います。

 

一級建築士試験について:1.一次試験(学科) 〜先生、なんで学校に行かなきゃいけないんですか〜

一級建築士試験について:2.一次試験(学科)〜独学勉強法編1〜

一級建築士試験について:3.一次試験(学科)〜独学勉強法編2〜

一級建築士試験について:4.一次試験(学科)〜独学勉強法編3〜

一級建築士試験について:5.二次試験(製図)〜フリーハンド作図法1〜

一級建築士試験について:6.二次試験(製図)〜フリーハンド作図法2〜

一級建築士試験について:1.一次試験(学科) 〜先生、なんで学校に行かなきゃいけないんですか〜” への8件のコメント

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