前回に引き続き、棚の製作編です。
◽️製作 ー組み立てー
いよいよ組み立てです。
ある程度かたちが見えてくるまではなかなかに組み立てにくいですが、クランプをうまく使って仮留めしながら進めるとやりやすいです。
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棚板に取り付けた角材目掛けてビス打ちしていきます。
穴あきアングルの穴は結構大きいので、ワッシャーを噛ませると良いと思います。
途中でこのように立てて
どんどんパネルを建て込んで施工完了。
◽️製作 ーブレース設置ー
ぶっちゃけブレース無しでもガッチリ出来てたので取り付けるか悩みましたが、念には念を入れて設置。
ワイヤーを扱うにはこういった工具を使うと便利です。
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普通のラジオペンチでやってやれないことはないですが、仕上がりが汚くなったり、怪我につながるのでできれば専用工具があったほうが良いです。
このようにワイヤーをカシメて…
ターンバックルでテンションをかけます。
ターンバックルは建設現場でもよく使う部材ですが、こんなに小さいものもあるんですね。色々と使い勝手が良さそうです。
◽️製作 ー細々とした仕上げー
ほぼほぼ完成しましたが、棚板と柱の接合部に使った角材がちょっと気になります。
まだ塩ビシートが残っているのでこれを利用して目立たなくしていきます。
そんなこんなで完成です。
◽️完成!
それなりにそれっぽく出来たのではないでしょうか。
側板は木目のままとするか悩みましたが、色を入れるのもアリですね。
ただ赤は前面に出ると部屋の雰囲気とミスマッチになりそうだったので背面にしたのは正解でした。
ワイヤーのブレースがデザイン的にも効いてます。
◽️コスト
参考までに今回の製作費用をまとめておきます。
①木材…18000円
②鋼材…7000円
③小物…3000円
④仕上材…10000円
⑤加工費…5000円
合計…43000円
まぁこんなところでしょうか。
◽️おわりに
いかがだったでしょうか。
ところどころ工夫は必要かもしれませんが、思った以上に手軽に作れたように思います。
今回は仕上げに塩ビフィルムを使用したので少々高くつきましたが、木を素地で使うようにすればもっとコストも落としていけると思います。
今はIKEAやニトリなどで高品質な家具を安価に手に入れることができるのでわざわざ自分で作らなくても…と言われるかもしれませんが、既製品で自分のニーズにピッタリハマるものって案外見つからなかったりします。
ここは気に入ってるけどここはイマイチだな…というようにどこか我慢しながら使うくらいなら、いっそ自分の理想の家具を作ってしまうのもアリなのではないでしょうか。
家具製作はいつも自分がやっている建築デザインのプロセスをギュギュっと凝縮したような感じに思います。
普段は数万平米のプロジェクトを扱う身からすると、自分で全てをコントロールしながらモノづくりをするのはとても楽しい時間です。
また機会があれば色々作っていこうと思います。