神話の地、熊野三山巡礼キャンプ @千枚田オートキャンプ場②

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熊野巡礼キャンプ、二日目の記事です。
今日は熊野の中核地、熊野本宮大社を目指します。

 


■朝日の棚田へ


AM5:00、眠い目をこすりながら起床します。
昨日、夕日を堪能した丸山千枚田を再訪し、朝日も満喫してしまおうという魂胆です。

いそいそと寝袋を抜け出していざ出発。
今回は昨日の反省を活かして徒歩で向かいます。
15分ほど歩いて丸山千枚田に到着。

 

 

うん、朝日は朝日でまた美しい。
とても爽やかな空気に包まれています。
時期が時期なら雲海に包まれることもあるようです。
そうなったらまた一段と現像的な風景となることでしょう…

 


■終わりと始まりの地、熊野本宮大社へ


キャンプ場に戻り朝ご飯の準備です。
メニューは最近定番化しているホットサンドと、昨夜妻が焼いてくれた手作り米粉のピザパンです。

 

 

ちょっとチーズが飛び出していますがそれもまた良し。
ピザパンもモチモチで非常に美味でした。

その後はコーヒーを淹れて飲んだり、小鳥のさえずりを聞きながら朝日を浴びたり…貴重な朝の時間をのんびり満喫しました。

ざざっと撤収を済ませ、いざ本丸へ。
熊野巡礼の最終地である「熊野本宮大社」を目指します。

キャンプ場からは意外と近く、車を40分ほど走らせて到着。

 

 

んん、どこかで見たことのある烏のマーク…
そう、サッカー日本代表のロゴを彷彿とさせますよね。
この3本足のカラスは「八咫烏(ヤタガラス)」という神の使いで、先を見通す力、人を導く力を持った存在とされています。
サッカー日本代表においてはこの八咫烏にあやかって、「ボールをゴールへと導く」イメージでロゴに採用したようです。

閑話休題

内部へと歩みを進めます。

 

 

とても立派な社です。
お参りをする場所が4箇所ほどあり、順番に参拝します。
しかし暑い…

本宮でも御朱印を頂いたりお守りを頂いたりして全力でご利益にあやかるべく夫婦で奔走します笑

私は新しいものを生み出す力を与える「産守り」というお守りを頂いたのですが、よくよく調べるとどうやら「安産」のお守りのようでした…笑 

本宮でのお参りを済ませた後は近くにある「大斎原(おおゆのはら)」に向かいます。

 

 

この大斎原という場所はもともと熊野本宮大社が鎮座していた場所で、明治時代の大洪水で大きな被害を受けた後に現在の場所に移ったという経緯があります。
ちなみに奥に見える大鳥居は日本一の高さをほこるようです。

現在の大斎原には森と小さな祠が残るのみですが、熊野川・音無川・岩田川に三方を囲まれた中洲という立地もあり、まさに異界の様相を呈していました。
(異界と言いましたがそんなに怖いところではありませんよ笑)

 

 

聞くところによると関西随一のパワースポットとのこと。
江戸時代以前は橋もかけられておらず、参詣者は着物を濡らしながら川を渡って初めて参拝することができたようです。

三途の川とも言うように、「川」には何かと何かを隔てる「境界」としての役割があります。
また、「水」には不浄のものを清める力があります。
昔の人は川を渡ることで禊を行い、現世から異界へと入って行ったのですね。
(「君の名は」と言う映画でも同じようなシーンがありましたね。)

現代に生きる我々は車でひょいっときてしまいましたが、大斎原を取り囲む川を眺めながらそんな昔の風景を空想するのもまた一興…でした。

さて、熊野の中心地へのお参りを済ませ、次はお楽しみの温泉です。

 


■湯ノ口温泉 湯元山荘


熊野は有名な温泉地でもあります。
中でも「川湯温泉」は川そのものが温泉になっているほど。

今回はルートと時間の都合上、川湯温泉には行けませんでしたが、帰り道にある「湯ノ口温泉」に立ち寄って旅の疲れを癒す計画です。

熊野本宮大社から車を30分ほど走らせ目当ての湯ノ口温泉へ。
途中、かなり細い山道も超えてきたこともあり、まさに「秘湯」といった感じ。

 

 

温泉施設自体は最近リニューアルしたようなのでかなり綺麗でした。
肝心の泉質もまた素晴らしい。
加水・加温一切なしの源泉掛け流しです。
長年悩まされている肌荒れも良くなり、体力も一気に回復!

 

 

名物のじゃばらドリンクを一気に流し込み、この勢いで最終目的地である「熊野速玉大社」を目指します。

 


■旅の終わり、熊野速玉大社


熊野三山、最後の一つである「熊野速玉大社」。
「熊野那智大社」「熊野本宮大社」と比べると、新宮市という市街地にあるためアクセスはかなりしやすいと思います。

湯ノ口温泉から車で30分ほど走り到着。

 

 

こちらで最後の御朱印をいただき、旅の締めとしました。

 


■終わりに


帰りも行きと同じところで同じように渋滞に巻き込まれ、5時間ほどかけて自宅までたどり着きました。
ついたときにはヘトヘトでしたがなぜかテンションだけは高く、夫婦で閉店間際の焼肉屋に駆け込んでお互いの労を労いあいました笑

今回のキャンプ旅では初めて旅行の宿泊手段という形でキャンプを取り入れてみました。

今まではキャンプが目的だったのですが、こういう形式だと一度で二度美味しいというか、色々忙しくなるので大変ではありますがとても有意義に時間を使うことができたように思います。

今度はどこに行こうかなあと妄想を繰り広げるのがより一層楽しみになりそうです笑

 

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